「ゆっくり」がくれる、本当の力と絆
残暑お見舞い申し上げますm(__)m💦
残暑というか真夏じゃん♪と思う湊馨人です😆❤
今日は、先生がぽつりとつぶやいたことから始まったお話です
ある日のお稽古で、先生がふとつぶやいたんです
「お弟子さんとゆっくり稽古すると、確認できていいのよね」
その言葉に、私はちょっと胸がじんとしました
先生ほどのベテランでも、確認が必要で、それを大切にしているんだ、と
先生は続けてこんな話をしてくれました
若い頃は、自分自身の実力もまだ未熟で、教えることに必死だったと・・・
「早く上達させてあげなきゃ」と焦って、次から次へと課題を出してしまった時期があったそうです
その時は、丁寧に確認する余裕も、信じて待つ胆力もなかったと
「今思えば、当時の生徒さんには申し訳なかったな」と、穏やかな声でおっしゃっていました
だからこそ、その時の反省と経験が、今の指導に活かされている!!
今は一人ひとりと向き合いながら、ペースに合わせて、ゆっくり丁寧にを心がけて稽古をしているそうです
そうすると、「できない」の原因や、「伝わらない」の理由が、ちゃんと見えてくるんですって😆❤
それは、生徒側の私たちにとっても本当にありがたいことですよね
基礎の小さな“ズレ”って、自分では気づけないんです💦
でも先生は、それを一緒に確認して、わかりやすく教えてくれる
だから理解が深まるし、結果として、ほかの生徒さんにも応用できて、教室全体のレベルが上がっていく
「ありがたいことよね。今こうして、ゆっくり一緒に進めることが、本当に幸せなの」
そう話す先生の表情が、とても柔らかくて印象的でした💖
この言葉を聞いて、私も思いました
「もっと早く上手くなりたい、もっと魅力的に弾きたい」
そんなふうに焦る気持ちがずっとあったけれど、「ゆっくり、丁寧に!」こそが、上達の近道なんだなと
あらためて、地に足のついた積み重ねを大事にしようと思いました
目に見えない部分を確認しながら、ひとつずつ噛みしめて進んでいく
その時間こそが、自分の中の「本当の力」を育ててくれるのかもしれません
今日の稽古は、技術以上に、大切な生き方を教えてもらった気がします
…三味線って、本当に奥が深いですね──
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