三味線という道:思いやりを学べ
茶道・剣道・柔道・華道・・・
古来の習い事は「道」が名前につきます
極めるための長い道のりが必要だからでしょうか?
こんにちわ 湊馨です
三味線や長唄には「道」は付かないのですが、こういったお稽古事には長い辛抱が問われるとおもいます。
一朝一夕に上達するものではないから・・・。
先日お稽古の中で先生に
「もっと「思いやり」をもって日常を過ごさないと三味線も上達しないよ」
と言われ、はたと気づいたのです
思いやりとは?なんぞ?と
一般的には 人にやさしくすること・・・っていうでしょうが、優しくって曖昧過ぎ
アスペルガーの私は言葉の意味が分かっても曖昧な事を具体的に落とし込むのが苦手です。
だから、素直に聞いてみました。先生のいう「思いやり」具体的に何をすることですかと
先生の答えは
①相手に恥をかかさない
②相手を寂しくさせない
③相手のニーズを拾うこと
ということでした
③が結局何をしたらいいのか良く分からず、もう少し教えてもらったところ「とにかく目の前の人や思いやりを発揮したい人に対して、分からなければ本人に何をして欲しいか聞きなさい」と言われて、そりゃそうだとなりました
分からなければ聞く この素直さも必要なんですよね
で、なぜこの思いやりが三味線を弾く上で必要なのかと言えば
三味線は一人で完結しないんです。趣味で一人で演奏する場合は別ですが
三味線自体、何人もの人と並んで演奏します。
長唄は歌がメインなので唄い手さんのペースに合わせる必要があります。
他にも、舞台に立つ人や、鳴り物の演奏家たちと呼吸を合わせていくわけですから
常日頃から、そういった空気感みたいなものを鍛えておく必要があるんですね。
そのためには、「おもいやり」はもってこいの訓練ツールになるわけでした
いや~やっぱり、「お稽古」ってすごい!
生き方の方法まで教えてもらえるんだからw
また一つ人間力がついた気がする湊馨でした
0コメント