横譜と縦譜を比べてみた

最近、杵勝会の長唄の楽譜が縦書きの楽譜から横書きの楽譜に変わり始めています

今回は横譜と縦譜の両方を使っている湊馨が、双方の違いを比べてメリット・デメリットを独断と偏見で書いてみたいと思います


横書きの譜面 ︎

💛メリット

初心者がとっつきやすい

①勘所が数字で書いてある!

 開放が0、上から順に123と続く

②三本の線がそのまま弦を表している

パッと見た感覚で弦(勘所)を抑えられますね


🔥デメリット

簡単にさっと弾けるため、覚えずらいし、忘れやすい、唄いづらい

①ページのめくりが右▶左のため演奏中はめくりにくい

②リズムが取りずらい

③唄を演奏にあわせにくい

とっつきやすいけれど、細かい所に配慮が足りない感じがありすます


縦書きの譜面 ︎

💛メリット

熟練度が増す、唄とのハマリがいい

①ページめくりが左▶右なので、演奏中めくりやすい

②1小節が均等なので、リズムがとりやすいし、スピードも細かく指定がある

③唄のはまりがわかりやすい

縦書きは日本人の感覚に合っているのと、めくる方向や細かい指示のお蔭で、演奏や唄いの上達が段違い


🔥デメリット

慣れるのに時間がかかる

①勘所をイロハで表現するため、感覚で分かりにくい

②弦の区別はイロハをひらがな、カタカナ、漢字で区別するので慣れるまで時間がかかる

今時は、いろはにほへと・・・・続きなんだっけ?となるために余計とっつきにくさを感じさせます


10年使ってみて

私はあまり譜面を覚える気がないので、横でも問題ないかと思い、最初からずっと横筆で習っていました

5年前からは、縦譜の数字部分を消し、いろはから数字に書き換えた譜面を作り直していました

これにより演奏の時の姿勢や感度高リズム感などが、横の譜面よりもグンと精度が上がったように感じています


他の生徒さんは文句を言わずに最初から、ちゃんと縦の譜面で習っているため、譜面を覚えている率が高いです

演奏姿勢もいいです( ´艸`)💛


横の譜面は簡単な部分なら見ただけで、さっと演奏できます

だからこそ、サッサと忘れてしまいます

せっかく時間をかけて習った曲を忘れづらい、縦譜の方が私にとっては、なんだかんだで軍配が上がるのかなぁと


横の譜面が物足りないと感じているあなた、

縦の譜面で習ってみたいと感じているあなた、

是非1度体験教室にお越しください

お待ちしております

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