お稽古日記、三味線構え方
2022.03.28 の記事の再投稿です
こんにちは、勝勢蓮です。
今日は、お三味線の構え方について、少しだけお話したいと思います。
お三味線は右腕で太鼓を抑えます。
しかし、この押さえが様になるまでには、それなりの経験が必要になります。
ゴルフなどのスポーツでもそうですが、まずは基本の型通りに再現出来るかが、肝になります。
その為には、生徒さん側は素直に聞く力が求められます。
指導する側が何を言おうとしているのかを汲み取る力です。
当然指導する側は、わかりやすく伝えなければいけないのですが、全ての指導者が、言葉が上手だったり、生徒の特性を汲み取った指導が出来るとは限りません。
せっかく、お金を払っているのですから、そこは生徒さん側が、貪欲に食らいつくような姿勢があった方が良いと思うのです。
まずは、聞く耳を持ち、抵抗・反抗したくなったとしても、先生が指導する基本の型を体に覚えさせるように丁寧に再現していきましょう。
そのうえで、できない所をなぜ再現出来ないのかを先生に指導して貰う様にします。
この時、実際に手取り足取りで教えて貰いましょう。以外とご自身で思われている程、再現出来ていないものですからね。
さて、太鼓の押さえのコツです。
初心者の方はぐらつかないようにと、必死になりすぎないようにしましょう。
確かに不安定なポジョンです。
慣れない間はグラグラします。
そして、固定しようと力を入れて
腕の内側全面でベッタリと押さえてしまいます。
実は太鼓は、空手チョップの様に腕の横側(のとあるポイント)で押さえなければならないのです。
そうしないと、後々手首を痛めたり、撥捌きが上達しないからです。
適度にチカラを抜き、型を再現出来る程度に力を込める。
この匙加減が、とても重要なのですが、中々生徒さんにお伝えする事が難しく、生徒さんも体得するのに時間がかかるのです。
集団で学ぶと、この体感で理解するポイントがおざなりになりやすいです。
その為、教室ではマンツーマンで直接、面と向かって時には手を取って教えさせていただいております。
もし、このブログで長唄にご興味を持たれましたら、是非一度体験にお越しください。お待ち申し上げます。
0コメント