場を見る力は、楽器上達の鍵(お茶時間の話)

数年前にはKY(空気を読めない)という言葉がはやりましたが、覚えていらっしゃいますか?

場を読む力が必要とされる現代社会ですが、楽器の上達においても、空気を読む力が必要だとご存知でしたか?


(*・ω・)/ハーイ💖湊馨です。
今日は難しい?雰囲気で大切なお話をお届けします。このお話は蓮先生が稽古後のお茶の時間という雑談中にポソッと言われた内容です。とっても深イイ話なのでシェアしていきたいと思います。(*・ω・)/ハーイ💖


楽器を演奏する目的って何ですか?

・趣味でただただ楽器を演奏したい・誰かとセッションして楽しみたい

私は、仕事で演奏するにしても、誰か(自分も含め)とセッションする楽しさがあると思うのです。

お互いが気持ちよくセッションするためには、ペース・リズム・音色・タイミング・楽曲の内容など、いろいろな事を調整していく必要があります。それぞれが、勝手に先走って、ボリュームも気持ちもバラバラの演奏では、セッションする楽しさは半減しますよね?

だから、普段から、場を見る=空気を読む力が必要なのだと、蓮先生は教えてくださったのです。


場を見る力とは何でしょう?

蓮先生はよく「その場で自分が、何ができるか考えなさい。そのためには、良く回りを見ていないといけないよ」と仰います。

つまり場を見る力=空気を読む力=観察する力ですよね?

この場のリーダー(ペースメーカー)は誰か?(リズム・ペース・タイミング)

この場に足りず必要な事は何か?(音色・楽曲・ボリューム)
出来ることをするか?控えるか?(調整力)

などなど、日常生活の空気を読むために必要な観察眼(場を見る力)が、音楽シーンでも必要だということです。


観察眼が楽器上達のカギとは?

でも、調和(ハーモニー)に観察眼が必要な事は分かったけど、楽器自体の上達には関係ないのでは?と思いませんか?

いや~実は、私もこの話をされるまで気付かなかったんですよね(〃▽〃)ポッ


観察眼を常日頃から養っておくと、何が良いか。それは

上手な人の立ち居振る舞いをマネできるようになるんです!!!

つまり、楽器の指・腕の扱い方、全身の筋肉の使い方、音楽への考え方などが無理なく自然と体に染みついてくる。あるいはそのための工夫ができるということ。


そして、これは楽器だけじゃなく、スポーツでも伝統的な職人の世界でも「見て学べ」と言われてきました。

蓮先生は「「見る」とはボケ~と眺めることじゃなくて、どうやっているか観察し、自分との違いを埋めるべく工夫することだ」と、教えてくださいました。


ハッとしましたよ~。日常から常にそのつもりでいないと、そういった感性って鈍ってきますからね😊
ついつい面倒くさくて「鈍感力」の方を発揮していたなと思います。三味線上達のためにも、これからもっと「場を見る力」を養っていきたいと思ったお茶の時間でした。



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